JLPGAツアー観戦記

ナイスー♪

2023年 第13戦 リゾートトラストレディス


【初日】
浜名湖にて4日間大会の初日がスタート。話題といえば、山下美夢有の2週連続優勝やディフェンディングチャンピオン小祝さくらの連覇、永井花奈に所属先オファーが来たことくらいだろうが、私の注目はもちろん菊地絵理香選手である。先週ブリジストンを好感触で終え、ショットとパットも噛み合ってきた。さらに初日はなんとモンスター山下と同組なので、得意の“後輩とかに全然気にせず何でも聞いちゃう”チカラで「どうやったらそんなに強気なパットを打てるのか」を聴取しまくれば、今季初のトップ10入り(謙虚)は間違いないといったところ。とにかく私自身への自己暗示も兼ねて言い続けてきた「アースモンダミンカップ」でひと花咲かす計画(本人無認可の大計画)は順調に進んでいると言えよう。それと本日もう一人同組の川﨑春花、二人は速いぞ。遅れずしっかりついていくように。3H終了時点で3人ともEVENという状況からコレを書き始め、書き終えると同時にリーダーズボードを更新したら、5H終え山下-2。早くも連続バーディきましたか。モンスター、初日から容赦なし。
今大会他注目選手は以下。

菅沼菜々…いつもの位置に上がってきた。最終日の爆発次第
川岸史果…鬼になれ。そうすれば勝ち取ることができる
櫻井心那…岩井明愛に続いて、今季初優勝を期待していた2人目の選手

写真もっと良いのが他にたくさんあっただろうに。

ほらほらほら!DAZN視聴開始した途端コレ。

初日-6ナイスプレー。暫定首位でホールアウト。よし、もういいぞ浜名湖。吹けよ風、叫べよ嵐。

初日終了。穴井、千怜、山下、こわいのが追いかけてきてるなあ。神谷もフジサンケイの再現をと今回はグイグイ来そう。

【初日を見終えて】
初日首位スタートの菊地絵理香。18Hのパットしか映像で見ることができなかったが、6バーディ、ノーボギーのナイスプレー。明日は午後スタート、風との付き合い方は少し違ってきそうだ。だが本日と同じようなマネジメントができれば怖いモノ無し。まだ初日なのに界隈では「これは菊地得意の独走・完全優勝の勝ちパターン!」とザワザワし始めている。いや待て待て、昨年の大東建託では1打差で競り勝っているのだ。もう昔の菊地選手ではない。4日間は長いが1日くらい荒天で潰れてくれると祈りつつ、今大会での活躍を期待したい。
https://www.lpga.or.jp/news/info/63243

【2日目】異次元の伸ばし合い
厳しい風は吹かなかった。それをいいことに天真爛漫(KYって意味です)な岩井千怜が、池ポチャしながらコースレコードのToday-8を叩き出し、一気に首位に立った。山下美夢有も千怜のすぐ後ろの組でしっかり7つ伸ばして、明日は同じく7つ伸ばした佐久間朱莉と3人で最終組で回ることが決まった。詳しいことは公式に全部書いてあるので割愛する。さて初日首位の菊地絵理香だったが、Today-3。千怜と3打差で決勝へ。今日はとても安定していた。18Hの2ndが見れただけでも今日はOKだったが、スコアもしっかり(能動的に)まとめているようにみえた。今日の上位3人が出来過ぎだったのだ。風がママなら菊地はおそらく週末も60台で回り、最終スコアは-16くらいだろうか。優勝スコアは-18〜-20くらいになると思われるので今回は少し足りないかもしれないが、トップ5フィニッシュは確実だ。今週はアースモンダミンカップを掲げるための布石になる試合なのだ(例の、本人からの認可が降りていない、外野の私の妄想大計画)。そのため結果より内容にこだわりたいところ。「パットをショートしない」を実行して最終-16を出すことができたら、今後数試合で優勝するモードに入ったと言っていい(断言するこの自信よ)。きょう同組の山下に「ショートしないパッティングの極意」を伝授されていたようだし、明日からの決勝が楽しみで仕方がない。2日目爆発しなかった穴井詩桑木志帆後藤未有あたりの伸び、あとは鈴木愛よ。ムービング・サタディだぞ!がんばってほしい。それと神谷そら。風(優しめだったが)とリゾートなコースが合っているよう。昨日も書いたようにフジサンケイの再現、なくはない。

4H、2オンに成功した菊地と山下。池あぶなかったね〜キャッキャ♪ 「ショートしないパッティングの極意」はよ。


【3日目】
菊地絵理香選手、パットが入らなかったというよりショットがほとんどチャンスにつかなかった。todayイーブンは優勝争いからの脱落を意味する。明日最終日はトップ10フィニッシュを目指してがんばってほしい。しかし、イーグルパットを打てる選手と同じ土俵で戦うのはしんどい事だろう。山下美夢有くらいに飛距離以外の精度をトップクラスに上げておかないと、今のメンツに勝つのは難しい。
そんな中、佐久間朱莉が山下と1打差単独2位で最終日を迎えることになった。そこに岩井千怜を加えた今日と同じ3人で最終組を戦う。山下は崩れることはないだろう。千怜も今日沈黙した分明日は爆発する怖れが大いにあり得る。しぶといゴルフでここまで見事上位に喰らいついている佐久間。現在最も勢いのある2人から直接対決で初優勝を勝ち取ったら2勝以上の価値があると言ってよい。同郷(埼玉)として明日は大応援しようと思う。

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【最終日】
1Hのティーショットから緊張しているのが伝わってきた佐久間朱莉。5Hで一時山下と並んだが、8Hのバーディボギーで3打差となり終戦岩井千玲も伸ばせず。誰も山下を追えない最終日だった。序盤ショットが少し荒れてるかな?と思われたが、安心・安全・確実に2週連続で山下美夢有が今季3勝目。この先、特に4日間大会ではほとんど敵なしなのではないか。いったいこれから何勝するのやら、と無責任なことを書いておくとしよう。さて菊地絵理香である。4バーディ、ノーボギーのナイスプレーで8位T、今季初のトップ10フィニッシュ。66ptゲットでメルセデス・ランキングもようやく50位以内に入ってきた。昨季大東建託を勝つ前、アースモンダミンから資生堂くらいの時の良い流れができつつある。6月のニチレイかアースあたりでの今季初勝利を期待しよう。
それと余談ではあるが、今大会で一番ギャラリーが湧いたのが15H、藤田さいきのチップインとその直後に鈴木愛のロングパットが決まったシーンだった。思えば昨年の大王製紙レディスにて藤田が11年ぶり涙の優勝、その最終日最終組で戦ったのが鈴木愛だった。シーズン通してあまり良いとはいえない状態だった鈴木愛。その彼女にしては珍しく笑顔を交えながら、藤田とコミュニケーションをとっていた(藤田が積極的に鈴木に話しかけていたのだが)。お互いのプレーを評価し合っているようで、すごく良いペアリングだったのを覚えている。この試合で優勝は藤田に譲ることとなったが鈴木愛は完全復活を遂げたのだ。私のメモにも「今季屈指の名勝負」と書いてある。きっと今日も藤田が(鈴木愛にとって)良い雰囲気を作っていったのであろう。

最後に、今大会菊地選手の活躍により、年甲斐もなく大はしゃぎ(いつもと比べてとんでもない量のテキスト&画像)してしまったことに若干の反省をしたいと思う。が、それにしてもたいへん楽しい週末だった。

(いつか)優勝するモードに入った