JLPGAツアー観戦記

ナイスー♪

ニトリ、手羽先、北海道


明日、いや、もう今日か。北海道は小樽にてニトリレディスが4日間大会で開催される。ニトリと所属契約をしている女子プロは小祝さくらを始め7人、そしてスポンサー契約がアマチュアの2人。
所属契約とスポンサー契約の違いは、乱暴に書くと前者は用具はもちろん転戦費用までも丸っと面倒をみてくれる契約で、後者は用具までといった感じか。山下美夢有加賀電子とどちらが多く所属プロを抱えているか調べたところ、所属7人、スポンサード2人と全く同数だった。さて「ニトリレディス」であるからその所属プロたちは、普段のサポートへの恩返しをと当然いつも以上に力が入る。いわゆるホステスプロとして出場する大会なのだ。
そんなわけで、北海道出身しかもそのホステスプロである小祝さくら。見た目とは裏腹にたいへん気合いが入っているであろうことは容易に想像できる。だが先月、同じく地元北海道開催のホステス大会であったにもかかわらず、その小祝に優勝をもっていかれたプロがいる。そう、我らが菊地絵理香だ。ミネベアミツミレディスにおいて、伝説の4日間同ペアリング、しかも3人(小祝、菊地、宮澤美咲)とも北海道出身という奇跡のような組み合わせ。そんな中、目の前で小祝に優勝を決められたのだ。意地の2位Tでフィニッシュしたとはいえ、今日のニトリレディスほど完璧なリベンジの舞台はそうそう訪れないだろう。
ゴー!菊地絵理香。
先週までの彼女に優勝をするようなオーラはほとんど見えなかった。しかし見えようが見えまいがリコーに出るのなら、もうここで勝つしかない。イワシでもなんでも買ってきて4日間祈り続けることにしよう。それにしても初日岩井千怜、神谷そらと同組か。飛距離差がエグい。

最後に馬場咲希アマ。ラーメン、イクラ丼にジンギスカンも食べて北海道コンプリートだそう。全米アマチュア選手権を制したボーナスで出場が続いていた米メジャーもひと段落し、10月のプロテスト合格を目指し今大会エントリーしている。国内参戦時にはローアマのトロフィーはいくつも獲得するものの、優勝争いに加わることはなく今のところ正直物足りない。当たり前ではあるがまだまだプレーのディテールが荒い。プロテストにピークをもっていく調整をしているのだろうが、そろそろここらで大器の片鱗をみせてほしいものだ。

さあ、灼熱の北海道を制するのは誰か。